27日午前11時半ごろ、海老名市中新田の市立中新田小学校で3時間目の体育の授業を終えた5年生の男女9人が頭痛や吐き気などの熱中症とみられる症状を訴えた。このうち5人の女子児童が救急搬送されたが、いずれも軽症という。
市教育委員会によると、授業は30日に開催する運動会の集団演技の練習で、5年の全3クラス約80人が参加。直前の気温が約32度と高かったため、熱中症の予防策として校庭に散水、児童に水分を取らせながら実施した。
熱中症による市内小中学校の児童・生徒の救急搬送は本年度初めて。同校では昨年6月にも、体育の授業を受けた5年生14人が救急搬送されており、市教委は再発防止のために熱中症対策専用の計測器を各校に配備し、同校も残暑が厳しい9月から5月に運動会の時期を移したという。