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「やまゆり園」献花台を26日に撤去 「思い 忘れない」

社会 | 神奈川新聞 | 2016年12月21日(水) 17:15

津久井やまゆり園正門前の献花台に花を手向け、犠牲者の冥福を祈る人たち=2016年8月
津久井やまゆり園正門前の献花台に花を手向け、犠牲者の冥福を祈る人たち=2016年8月

 入所者19人が殺害された相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の正門前に設けられている献花台が、事件発生から5カ月となる今月26日に撤去される。「事件をわが事のように受け止めていただき心が痛みましたが、どこかで区切りをつける必要もあります」。家族会の大月和真会長(67)は20日にコメントを出し、献花者への謝意を示した。

 大月会長は「大きな不安と悲しみ、憤りと『何で』というやるせない気持ち」で献花した障害者や支援者らの哀悼の意と励ましは「生涯忘れません」とし、再生した園に引き継いでいくとの思いを寄せた。

 県内外から訪れた多くの人たちが悲しみに向き合い、19人の犠牲者の冥福を祈った献花台。パラリンピック競泳女子金メダリストの成田真由美さんや全盲、全ろうの東大先端科学技術研究センター教授・福島智さんらも花を手向けた。

 園は26日午後4時に献花台を片付け、翌日以降に手向けられた花は施設で預かるという。

 
 

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