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「ネパール、継続支援を」 現地で診療の中川1佐

社会 | 神奈川新聞 | 2015年5月23日(土) 03:00

首都カトマンズで被災者を診療する自衛隊員(統合幕僚監部提供)
首都カトマンズで被災者を診療する自衛隊員(統合幕僚監部提供)

 死者8500人、負傷者2万人を超えたネパール大地震。被災者支援に当たり21日に帰国した自衛隊医療援助隊隊長の中川博英1佐(50)は「被害の実態が少しずつ分かってきた段階。今後も細やかな支援が必要になる」と現実の実情を語る。

◇「信頼あってこその活動」
 同隊は、陸上自衛隊座間駐屯地の中央即応集団司令部の指揮の下、発生6日目の4月30日から約3週間、首都カトマンズ市内の仮設診療所で被災者の診療を行った。

 当初はネパール軍に指定された避難所で医療活動に当たっていたが、隊員から「避難所に来られない人こそ支援を必要としている」との声が上がり、軍が派遣されていない場所での活動も行った。

 派遣された隊員の多くは東日本大震災での災害救助を経験しており、「時間がたつごとに、不眠症や動悸など精神面の不調を訴える人が多くなる。心のケアにも努めた」と中川1佐。

 ネパール語の問診票を作り、持参した折り紙で折り鶴を作り、対話を心掛けながら診療した被災者は約2900人。「現地の人が心を開き、信頼を寄せてくれたことで支援活動ができた」

 ネパールはこれから雨期に入る。被害状況の把握が難航している山岳地帯では被害が拡大する恐れもある。中川1佐は「屋外でのテント生活が長期化し、体調が悪化する被災者は増えていくと思う」と話し、継続支援の必要性を指摘した。

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