相模原市中央区のマンションで元妻を刺殺したとして、殺人罪に問われた同区、無職の男(66)の判決公判が19日、横浜地裁であり、近藤宏子裁判長は懲役19年(求刑懲役20年)を言い渡した。
判決理由で近藤裁判長は、離婚前の生活で元妻の態度に被告が不満を募らせ、元妻を呼び出して包丁で115カ所の切り傷を負わせたと指摘。「執拗(しつよう)で残忍極まりない犯行」と非難した。
判決によると、昨年11月9日、同区の自宅マンションで元妻=当時(55)=の首や顔面を包丁で多数回突き刺すなどし、殺害した。