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海老名小で給食異物混入多発 市教委防止マニュアル急ぐ

社会 | 神奈川新聞 | 2015年5月19日(火) 11:12

2015年度最初の混入となったシュウマイ内で見つかったビニール片(海老名市提供)
2015年度最初の混入となったシュウマイ内で見つかったビニール片(海老名市提供)

 海老名市立小学校で給食に異物が混入する報告が続いている。2014年度は前年度より4件増えて6件となり、15年度に入ってもすでに2件発生している。市教育委員会は納入業者も対象に入れた初めての防止マニュアルの作成を急ぎ、対応強化を図る。 

 14年度の米飯やおかずへの異物混入報告はこうだ。(1)10月30日に大谷小でブラシの毛(2)1月13日に東柏ケ谷小でビニール片(3)2月5日に大谷小で糸のような物(4)同19日に有鹿小でホチキスの針(5)同27日に大谷小でベルトコンベヤーの破片(6)3月12日に杉久保小でビニール片。報告件数はここ数年では最多という。

 このうち、市教委の調査で原因が判明したのは4件。残る(4)と(6)の2件は不明で教室での配膳時に混入した可能性が高い。判明した4件の発生場所は、(1)が市の共同調理施設「食の創造館」(同市中新田)で、他は納入業者の製造工場などで起きたとみられるという。

改善指導を続け


 市教委は報告の都度、調査を実施して原因を究明し、判明したものについては改善指導を行ってきた。具体的には洗浄用ブラシの使用禁止、シール包装機の点検、ベルトコンベヤーのベルト部分の交換や設備改良などがなされた。

 混入が相次いだ今年2月には、13の全小学校の校長に対して「児童の衣服に付着したごみを払う」など配膳時の注意喚起、27の全納入業者に混入防止の徹底をそれぞれ通知した。

 4月となり新学期がスタートしたばかりだが、5月1日に上星小、同11日に海老名小と混入が再発した。幸いにして、14年度分を含む8件はいずれも児童が飲み込む前に気が付き、健康被害には至っていない。

見関心高まり発


 市教委は、今年に入って混入防止マニュアルの作成に着手。事例の多かった納入業者も対象に入れ、食材の選定・検査や調理、配送時の順守・点検事項など衛生管理面の対応強化を目指して今月末までに作業を終える予定だ。

 市教委学校教育課は「13年度末に2件続けて異物混入が起きたため、児童が注意深く確認するようになり、14年度の報告が多くなったと考えられる」と分析。14年度の(3)のケースは原料の野菜で異物でないこともその後分かったという。

 しかし一方で、同課は「さまざまな対策を講じながら、15年度に再発したことは残念。まだ対策が不十分な結果でもあり、異物混入ゼロに向けて引き続き対応を検討していきたい」と話している。

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