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黒たまごが食べられない 風評被害懸念の声

社会 | 神奈川新聞 | 2015年5月5日(火) 03:00

遊歩道入り口のゲート前で閉鎖を知り、どよめく観光客=4日午前9時35分ごろ、箱根町の大涌谷
遊歩道入り口のゲート前で閉鎖を知り、どよめく観光客=4日午前9時35分ごろ、箱根町の大涌谷

 火山活動の活発化で遊歩道が初めて閉鎖された箱根町の大涌谷。町は「御嶽山の災害を教訓に作成した避難マニュアルに沿って、住民や観光客の安全を最優先に考えた」と説明するが、規制を知らずに訪れた人もいた。

 「箱根火山のやや活発な活動に伴い、大涌谷自然研究路と大涌谷周辺のハイキングコースを閉鎖しています」。防災無線が繰り返される中、閉鎖されたゲートの前で立ち尽くす人の姿があった。藤沢市の男性会社員(38)は「規制のことは知らず、来てみたら閉まっていた。何が起きるか分からないし、入れないのは仕方ない」と話した。

 影響で名物の黒たまごは販売されていないが、箱根ロープウェイ大涌谷駅前の観光施設は、ゲートの手前にあるため営業を継続。風評被害を懸念する民間事業者からは「大きな騒ぎになってほしくない」との声も上がる。

 町は4日、「立ち入り規制は噴煙地に近いごく一部の場所で、箱根の他の地域までは及ばない」とのメッセージをホームページに掲載。危機管理と観光振興の両立を求められる立場の難しさをにじませている。

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