川崎市中原区の武蔵小杉駅構内で昨年1月、昇りエスカレーターで11人が重軽傷を負った事故で、業務上過失傷害罪で略式起訴された保守点検会社の20代の男性社員に対し、川崎簡裁は1日までに、罰金50万円の略式命令を出した。4月6日付。
起訴状によると、「三菱電機ビルテクノサービス」(東京都荒川区)の男性社員は昨年1月、現場となった昇りエスカレーターの修理の際、安全確認を十分に行うことなく、運転を再開。5日後に劣化からチェーンが切断してエスカレーターを急停止、逆送させて転倒した男女計11人に重軽傷を負わせた、とされる。