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旧深谷通信所の野球場に暫定許可 横浜市が利用希望を募集

社会 | 神奈川新聞 | 2015年4月29日(水) 03:00

 昨年6月に返還された在日米軍施設・深谷通信所(横浜市泉区、約77ヘクタール)の野球場について、横浜市が28日までに本年度いっぱいの暫定利用許可を国から得た。現在利用している少年野球チームに加え、新たに泉、戸塚区内の利用を希望するチームを募っている。来年度以降の利用については今後、国と協議する。

 市基地対策課によると、現在野球場は14面あり、14チームが使用。既存チームは当初3月末までと国から使用期限を決められていたが、市が交渉した結果、防衛省による土壌調査や埋設物調査が敷地を掘らずに行えるため、継続利用できることになった。

 現在、新たに泉、戸塚区内の少年野球連盟に所属していて練習場所がないなど日頃の活動に支障があるチームを対象に利用希望者を募集している。締め切りは5月22日で、新チームも含めた利用期間は7月1日から来年3月31日まで。原則土曜日、日曜日、祝日の午前7時から午後5時まで使える。市が設置する「旧深谷通信所公共空地利用管理運営連絡会」に加入し、グラウンドの整備や防球ネット、駐車場の管理、草刈り、清掃、トイレ処理などの維持管理を利用チームで担う。

 使うグラウンドや時間帯などは連絡会で調整した上で市が決める。来年度以降の利用の可否については流動的で、国が本年度実施する埋設物調査などの進み具合を踏まえて協議していく考えだ。

 同課の担当者は「既存のチームと新たなチームが協力して利用することで、地域の少年野球の振興に役立てればうれしい」と話している。

 
 

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