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川崎の匠14人が技術結集 ものづくりの楽しさを

社会 | 神奈川新聞 | 2015年4月28日(火) 03:00

製作した観覧車を福田市長に寄贈したかわさきマイスター=川崎市役所
製作した観覧車を福田市長に寄贈したかわさきマイスター=川崎市役所

 川崎市内最高峰の技能・技術を持つ匠「かわさきマイスター」14人が、それぞれの技術を結集し、オリジナルミニ観覧車をつくり上げた。ものづくりの楽しさや素晴らしさを市民に伝えようと始まった「ものづくりの匠プロジェクト」の第2弾。参加したマイスターは「みんなものづくりが心底好き。アイデアが決まると自発的に製作に取り掛かり、思っていた以上のものができた」と話している。27日には川崎市への寄贈式が行われた。

 同プロジェクトは2010年4月に精密板金加工や金属ヘラ絞り、機械設計製作などさまざまな職種のマイスターが参加してスタート。第1弾は、昭和20年代に製造された高さ約2メートルの大きな古置き時計を約3年かけて手を加えて、新たな時計に生まれ変わらせた。

 第2弾の今回は、子どもたちや若い世代に、見て、触れて、ものづくりの楽しさを感じられるようなコンセプトから、ミニ観覧車の製作に決めたという。昨年4月から1年かけ、デザインから設計、製作まで全工程をマイスター14人で分業して完成させた。

 金属ヘラ絞りのマイスターらが試作品をつくり、生産システム設計の職人は駆動部分を設計。精密板金加工で金属切削加工のマイスターは金属のスポーク部分を担当するなどそれぞれが持つ技能を生かし、各部品をつくって組み上げた。プロジェクトのリーダーの金型設計製作の職人、大橋明夫さん(69)は「考えたものを自分のところでつくって、持ち寄って集まったときは感動した。仕事の合間を縫ってこれだけのものをつくった。誇りに思う」と満足そうに振り返った。

 ミニ観覧車は幅約1メートル、高さ約1・21メートル、重さ40キロ。材料費や加工費など総額350万円を要したが、すべてメンバーで賄ったという。観覧車のゴンドラ部分には、食品サンプルなどマイスターの小作品も乗せられている。

 27日に市へ寄贈され、福田紀彦市長は「子どもが見て、匠の技術に感動すると思う。素晴らしい匠がいると知って、ものづくりを目指す子が増えることを期待したい」などと述べた。

 観覧車は5月16日、JR武蔵溝ノ口駅南北自由通路で開催される「かわさきマイスターまつり」で一般向けにお披露目される。その後、「てくのかわさき」(同市高津区)に展示される予定。


観覧車
観覧車

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