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顔周辺に十数カ所の傷 湯河原・女性殺人事件

社会 | 神奈川新聞 | 2015年4月23日(木) 03:00

 湯河原町宮下で21日朝、女性(66)方から出火し、焼け跡から額に刃物が刺さった女性の遺体が見つかった事件で、県警は22日、司法解剖の結果、死因は顔面打撲や刺傷による頭蓋骨骨折を伴う脳挫滅と明らかにした。頭や顔に十数カ所の刺し傷や切り傷があったほか、顔面に鈍器で殴られたような痕もあった。県警は殺人、放火事件と断定し、小田原署に80人態勢の捜査本部を設置した。

 遺体は、火災後から連絡が取れなくなっている住人の女性とみられる。親族から確認が取れないため、捜査本部はDNA鑑定で遺体の身元を特定する。

 捜査本部によると、死亡推定時刻は火災発生の約1時間前の21日午前5時ごろ。遺体に煙を吸い込んだ形跡がないことなどから、女性が執拗な暴行を受けて死亡した後に放火されたとみている。額には包丁が柄の近くまで深く刺さっていた。

 捜査関係者らによると、現場近くの防犯カメラには死亡推定時刻と同じ時間帯に女性の自宅方向からJR湯河原駅方向に不審な人物が立ち去る姿が記録されており、捜査本部が映像の解析を進めている。

 火災発生の約6時間前には現場から南東に約350メートル離れた同町土肥4丁目のマンションの一室に若い男が押し入り、住人の60代の男性が頭を鉄パイプのようなもので殴られる傷害事件が起きており、捜査本部が関連を調べている。

 捜査本部は22日、火災発生と同じ午前6時ごろから平井さんの自宅近くで通行人らに聞き込みし、午前9時からは同町消防本部と合同で自宅を現場検証した。捜査本部には不審者の目撃情報が複数寄せられているが、「容疑者の特定に結び付く有力な情報は得られていない」(捜査幹部)という。


◇通学路には警察官 不安募らす住民
 小さな町を揺るがす殺人事件の発生から一夜明けた22日、湯河原町内計4校の小中学校周辺には警察官や防犯指導員が立ち、児童・生徒の登校を見守った。事件現場から近い湯河原小(宮上)の児童は集団で登下校し、学校まで迎えに来る保護者の姿も目立った。

 1年生の男子児童の母親は「犯人が捕まるまで外で遊ばせることができない。家事どころではない」と切実な表情。同級生の女子児童の母親は「(不審者が)学校の中に押し入ったりしたらどうしよう」と不安を募らせていた。

 町は午後に2度、防災無線で不審者への警戒や情報提供を呼び掛けるとともに、同内容のメールを町民約1500人に送信した。また、町内の民生委員と児童委員54人に対し、数日以内に約3千人の独居高齢者の安否を確認するよう求めた。 

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