◇目立ったトラブルなし
新年度がスタートした1日、東京湾に浮かぶ無人島「猿島公園」(横須賀市猿島)の入園有料化が始まった。
市は自然環境や歴史遺産を保護するための費用確保などを目的に、同園の利用者から大人200円、小中学生100円の徴収を開始。定期航路発着場の三笠桟橋チケット売り場で、乗船料と別に支払う。
猿島航路を運航するトライアングルによると、初日に目立ったトラブルはなかったといい、「市外からの観光客はまだ知らない可能性もあるので、今後もしっかり周知したい」と話している。
島内には3月に国史跡に指定された猿島砲台跡や、長手と小口のれんがを交互に並べる「フランス積み」と呼ばれるトンネルなどの歴史遺産が残り、現在は観光名所となっている。