川崎市教育委員会は25日、窃盗罪で懲役1年(執行猶予3年)の判決を受けた宮前区内の市立中学校の男性教諭(28)を懲戒免職処分にした。
市教委によると、同教諭は昨年10月28日夜、同校職員室で、同僚教諭の机の引き出しから部活の活動費など現金計1万3千円を盗んだとして、ことし1月16日に宮前署に逮捕された。同26日の起訴後、余罪2件について追起訴され、横浜地裁川崎支部で今月23日に判決が言い渡された。
市教委では本年度、同教諭を含めて9人の教職員が逮捕されており、懲戒免職処分は3人目。渡邊直美教育長は「責任を痛感している。より一層の綱紀粛正と不祥事防止に努め、信頼回復へ努力したい」などとコメントした。
【神奈川新聞】