JR戸塚駅周辺で開通する線路下をくぐる「戸塚アンダーパス」(地下道)のウオーキングイベントが24日、行われた。“開かずの踏切”として知られる「東海道踏切」(戸塚大踏切)の交通渋滞や遠回りの解消が期待される道路で、大勢の地元住民が線路の下を歩いた。
大踏切は駅近くにあり、ラッシュ時には1時間当たり3分しか開かない時間帯もある。そこで、車両が通行できる地下道と大踏切の地上に架かる歩道橋の工事が進められ、歩道橋は昨年1月に供用を開始した。
今回開通する道路は都市計画道路柏尾戸塚線の清源院入口交差点(戸塚区戸塚町)から矢部団地入口交差点(同区矢部町)までをつなぐ約661メートルで、地下道部分は約311メートル。
参加者は市消防音楽隊の先導で、清源院入口交差点側から片側2車線の地下道を歩いた。時折、上部に電車が通過する音を聞きながら、矢部団地入口交差点側に到着。
開通は25日午後3時。大踏切は同日午後4時に閉鎖され、地元商店街などによるイベントも予定されている。
【神奈川新聞】