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安保法制念頭に訓示 防大卒業式で首相/横須賀

社会 | 神奈川新聞 | 2015年3月23日(月) 14:35

 防衛大学校(横須賀市走水)で22日、卒業式が開かれ、第59期の本科学生492人が巣立った。海外からの留学生などを除いた自衛官任命数は過去10年で最多の442人で、内訳は陸自223人、海自118人、空自101人。任官辞退者は、昨年に比べ15人増の25人となった。

 式典に出席した安倍晋三首相は卒業生に対する訓示で、集団的自衛権の行使容認を踏まえた新たな安全保障法制の整備を念頭に「不戦の誓いを現実のものとするためには先人にならい、決然と行動しなければいけない。行動を起こせば、批判にさらされる。しかし、批判が荒唐無稽なものであったことは、この70年の歴史が証明している」と述べた。

 国分良成学校長は「本日の卒業生諸君は、自身の安全と命を懸けて国と国民を守り抜くために、その人生をささげる覚悟である」などと激励した。

 例年、幹部自衛官を目指す卒業生は式と併せて行われる一般幹部候補生の任命・宣誓式に大学の制服で臨んでいたが、今年はそれぞれが進む各自衛隊の制服に着替え、実施した。

 他大学に進学したり、民間企業などに就職したりする任官辞退者の式典出席を昨年から認めていないが、同校は「任官辞退者といっても国家公務員なので中途退職のような扱いになる。式の訓示も将来的に自衛官になることを前提に話すので、任官辞退者の参加は適当でない」と説明した。

 
 

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