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ごみ減量化に協力を 横須賀でイベント

社会 | 神奈川新聞 | 2015年3月22日(日) 17:02

キエーロの仕組みを説明する松本信夫さん(中央)と恵里子さん(左)の夫妻=横須賀市
キエーロの仕組みを説明する松本信夫さん(中央)と恵里子さん(左)の夫妻=横須賀市

 神奈川県横須賀市のリサイクル拠点「アイクル」(同市浦郷町)で21日、ごみの減量化や資源化推進の機運を高めることを目的としたイベントが行われた。自然の力だけで生ごみを分解できる処理器キエーロの開発者も招かれ、仕組みなどを説明。質問をした小さな子どもが、「ごみ収集車で(生ごみを)運ばなくて済むので、楽ちんっていうこと?」と、波及効果に気付く場面もあった。

 開発者は、葉山町在住の松本信夫さん(67)と恵里子さん(66)の夫妻。松本さんの説明に先立ち、横須賀市の田神明副市長が市内で1年間に出る可燃ごみの量は25メートルプール310杯分で、そのうち生ごみは80杯分に上ることを説明。「みなさんの協力なくして、ごみを少なくすることはできない」と、来場者に協力を呼び掛けた。

 松本さんは「生ごみを捨てるときに紙で包んだり拭いたりするが、その紙なども化石燃料を無駄に使って焼いている。家庭で生ごみを処理してくれれば、その無駄もぐっと減る」と、波及的なメリットを説明。

 その上で、「土中のバクテリアに生ごみを餌として食べさせるので、人間が口の中に入れられるものなら何でも投入できる。天ぷら油も大丈夫だし、生ごみの水切りも不要。土中で腐らせるので、カビが生えたり、腐ったりしている食材でもいい。臭いの心配もない」などとキエーロの特色を説明した。

 来場者からは、「底のあるベランダ置きタイプは、底から水が垂れることがあるのか」といった質問が飛び、「万一のため底に穴を開けているが、土が水分を吸収するので、垂れることはない」と答えていた。

【神奈川新聞】

 
 

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