高速横浜環状南線(横浜市金沢区釜利谷町-戸塚区汲沢町)について、地元住民らでつくる横浜環状道路対策連絡協議会(比留間哲生会長)はこのほど、南線の釜利谷トンネル部分の下を老朽化した日野隧道(ずいどう)が横切っており、危険だとして、住民の推薦する専門家を交えた協議会を設けるよう求める要請書を林文子横浜市長、太田昭宏国土交通相宛てに提出した。
要請書では、導水管の通る日野隧道は50年前に横浜市が施工した施設で、その約6メートル上に南線の釜利谷トンネルを造れば、地盤が崩れ、隧道と導水管の破損や釜利谷トンネルの陥没などの危険があると指摘。
住民が推薦する専門家を入れた協議会の早期設置を求め、安全との確証が得られるまで南線の計画を凍結するよう訴えている。
【神奈川新聞】