集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回と関連法整備の断念を求め、横浜弁護士会(小野毅会長)は18日、横浜市中区のJR桜木町駅前で街頭活動を行った。
日弁連の全国統一行動の一環。「集団的自衛権の容認に反対します」と書かれた横断幕を掲げ、弁護士約10人が通行人にパンフレットを配って署名を呼び掛けた。
弁護士がマイクを握り、「集団的自衛権を認めることは、外国のために日本が戦争をすることを意味する。平和主義は憲法の基本原理。守っていこう」などと訴えた。
小野会長は「憲法改正の手続きを踏まず、一内閣の閣議決定で集団的自衛権行使を容認することは、国家権力を縛る立憲主義の理念に反する。法律家として許せない」と話した。
安倍内閣は昨年7月、従来の憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使容認を閣議決定。現在、関連法案の与党協議が行われている。
【神奈川新聞】