鎌倉を、もっともっと魅力的なまちに-。土産物、観光、アートをテーマに学生たちが提案する第1回「鎌倉市まちづくりプランコンテスト」が15日、鎌倉商工会議所で開かれた。事前審査で選ばれた7チーム14人の大学生、専門学生たちが、斬新かつポップなアイデアを競い合った。
学生たちでつくる実行委員会の主催。約50人が参加し、それぞれの発表に耳を傾けた。
優秀賞に選ばれたのは4チーム。ガイドマップやパンフレット、切符をまとめて収納できる、おしゃれなクラッチバッグ▽鎌倉野菜を使ったチップス▽夜を彩るプロジェクションマッピング▽社寺や駅前、商店街で一斉に行われるコンサート-と、夢あふれる提案に、会場からは拍手や歓声が起こった。
それぞれの発表に対しては、商工関係者や松尾崇市長らからプランの具体的な内容に突っ込む質問も相次いだ。
今回のアイデアは今後、実行委が仲介役となって市や商議所、地元企業などに掛け合い、事業化を模索するという。受賞した学生たちは「鎌倉のまちづくりを考えられて、とても楽しかった」「社会人になっても鎌倉と関わっていきたい」などと笑顔で感想を話していた。
【神奈川新聞】