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体験生かし看護の道へ 横須賀の安さん

社会 | 神奈川新聞 | 2015年3月15日(日) 11:38

 東日本大震災の被災地支援ボランティアを3年間続けた高校生がいる。1日に私立三浦学苑を卒業した安真菜美さん(18)=横須賀市池田町。現地で聞いた声、体験したことを生かし、4月からは看護師を目指す。

 安さんは市社会福祉協議会などが運行するボランティアバスに乗り、高校生活の3年間で計4度、夏休みに被災地で活動した。

 中学2年のときに大震災を経験。何か復興支援をしたかったが、中学生が参加できる活動はなく、高校1年の2012年7月に初めて被災地を訪れた。母の洋美さん(47)は「心配だったが、『やっと行ける』と話すのを見て、止めたら悔いが残ると思った」と背中を押した。

 岩手県陸前高田市は更地が広がり、想像したようながれきの山はなかった。だが、基礎のみが残る住宅地の土を掘ると、片方だけの子どもの靴、診察券、夫婦(めおと)茶わんのかけらなど、そこで生活していた人がいたと実感する品々が出てきた。

 その夜、今も心に残る言葉を聞いた。宿舎の旅館の風呂場で仮設住宅に住む年配の女性が涙ながらに語った。「帰ったらここで感じたことを伝えてほしい、とにかく忘れないでほしい」

 もともと人の役に立てる仕事をしたいと看護師への憧れがあったが、被災地での体験を通じ、その思いは揺るぎないものになった。

 4月からは災害看護学コースが新設された東京医療保健大で学ぶ。「何かあったときに生かせる経験もできた。そのときは資格を持って役に立ちたい」。明快な志を胸に羽ばたく。

【神奈川新聞】

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