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座禅会やサーフィン… 起業家の交流多様化

社会 | 神奈川新聞 | 2015年3月15日(日) 11:35

「起業家だけでなく地元や観光客にも受け入れられています」と話す齊藤店長=12日、鎌倉市小町2丁目のどんぶりカフェ「ボウルズ」
「起業家だけでなく地元や観光客にも受け入れられています」と話す齊藤店長=12日、鎌倉市小町2丁目のどんぶりカフェ「ボウルズ」

 ベンチャー企業が増え、米国のシリコンバレーをもじって「カマコンバレー」との呼び名も生まれている鎌倉で、若い起業家たちが集う場が多様化している。おしゃれな飲食店は夜中までにぎわい、始業前の座禅会も。都心に近く伝統が息づく古都ならではのロケーションが、新鋭ベンチャーや若者を呼び寄せている。

カフェIT化

 鎌倉市に本社を置くベンチャー企業が増え始めたのは2007年ごろ。若い客層を対象とした飲食店が後を追うように鎌倉駅周辺に出店した。その先駆けとなったのは、同年12月に開店したどんぶりカフェ「ボウルズ」(同市小町)。地場産素材を使ったどんぶりや地ビールが人気で、商談向きのボックスシートや居心地の良いソファーが特徴だ。

 アプリ開発などを手掛ける「面白法人カヤック」(本社・同市小町)が飲食事業としてスタートし、13年に新会社に譲渡した。ベンチャー関係者が打ち合わせで使うことが多く、齊藤大輔店長(30)は「無料のWiFi(公衆無線LANサービス)が外国人観光客にも喜ばれています」と、IT化したカフェが地域の拠点になっていると話す。

アイデア求め

 ボウルズではほぼ毎月第3木曜日の夜、貸し切りパーティーが開かれる。ITを活用した町おこし組織「カマコンバレー」の懇親会だ。毎回集まるのは60人ほど。会員の多くは「フェイスブック」などの交流サイト(SNS)でつながるが、「顔を合わせることで新たなアイデアが出ることもあり積極的に参加してくれる」(事務局)という。

 鎌倉が培った精神性に引かれる起業家らも多く、カマコンバレーは昨年、円覚寺と建長寺でも定例会を行った。参加者は「起業家には一生かかっても自分が描く未来を実現してみせるという、信仰に近いレベルの信念が求められる。禅の世界と通じるのでは」と意義を強調する。

趣味を通じて

 鎌倉ならではの趣味を通じて交流する動きも。同市小町のシェアオフィス「鎌倉・旅する仕事場」では月に1度、始業前に座禅会を開催。別のオフィスでも仕事仲間と「いす座禅」を定期的に行っている。

  老舗喫茶店でモーニングを食べながら打ち合わせをする姿や、出勤前のサーフィンで交流する姿も増えている。起業家らは古都鎌倉で暮らし、働くというライフスタイルを堪能しているようだ。

【神奈川新聞】

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