葉山町議会は9日の本会議で、中村文彦町議(自民絆の会)に対する懲罰動議を審議、同日から5日間の出席停止の懲罰を科した。
動議は、土佐洋子町議ら7人が提出。それによると、中村氏は4日に開かれた町議会全員協議会で、公用車の不適切な使用があったと発言したほか、姉妹都市への招待事業に参加した町議の名前を挙げ「ゴルフ出張」と決めつける発言をした。議会側は町民に誤解を与えるとして中村氏に訂正を求めたが、拒否された。動議は一連の行為について、地方自治法(議員の品位保持)に反するとして、懲罰を求めた。
懲罰特別委員会では、出席停止と議場での陳謝について採決し、出席停止が多数となった。続いて行われた本会議では可否同数となり、議長裁決で可決された。
懲罰に対し中村氏は「大変遺憾だ」などとコメントした。中村氏は2013年10月の定例会でも、複数回の無届け遅刻や無断欠席、不適切発言を繰り返したことなどが問題視され、「猛省を求める決議」2件が全会一致で可決されている。
【神奈川新聞】