歩行者の男性をはねて重傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪に問われた在日米海軍厚木基地勤務の大尉の被告(32)に対し、横浜地裁は14日、禁錮3年、執行猶予5年(求刑禁錮4年)の判決を言い渡した。
判決理由で伊東智和裁判官は「赤信号を見落として交差点を直進し、注意義務を著しく怠った。被害者の意識が戻る可能性は薄く結果は重大」と指摘。一方で、見舞金を送り反省している点などを踏まえ、執行猶予が相当とした。
判決などによると、被告は9月19日、大和市内の国道で乗用車を運転。横断歩道を渡っていた横浜市瀬谷区の男性(73)をはねて、脳挫傷などのけがを負わせた。