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三浦のビキニ被災語り継げ 城山地区にプレート設置

社会 | 神奈川新聞 | 2015年2月25日(水) 03:00

「三浦市核兵器廃絶平和都市宣言」を刻んだプレートを寄贈した実行委員会のメンバーらと吉田市長(手前左)=三浦市城山町
「三浦市核兵器廃絶平和都市宣言」を刻んだプレートを寄贈した実行委員会のメンバーらと吉田市長(手前左)=三浦市城山町

マグロの街を襲ったビキニ被災体験を忘れない-。三浦市役所近くの城山地区にある核兵器廃絶平和都市宣言記念碑前にこのほど、宣言文を刻んだステンレス製プレートが設置された。昨年4月に開かれた「ビキニ被災60周年・三浦市民集会」の実行委員会が寄贈。24日に受納式が開かれ、街の体験を次世代に伝え、核廃絶や平和を願う思いを新たにした。

マグロの水揚げ基地として栄えた三浦市。1954年3月1日から米国が太平洋・マーシャル諸島ビキニ環礁で行った水爆実験で、三崎港を母港とする多くの漁船が被災した。マグロは廃棄され、街は大混乱となり、同年4月20日には「水爆対策三崎町民大会」が開かれている。

こうした歴史的な体験を持つことから同市は91年に市民の総意として宣言を告示。「世界最初の核被爆国民として」「ビキニ環礁での水爆実験により大きな被害を受けた経験を持つ三浦市民」として、非核三原則の順守と核兵器廃絶、軍縮への願いなどをうたった。翌92年3月1日には青銅製の折り鶴を配した記念碑を設置した。

町民大会からちょうど60年後の昨年4月20日には、市民集会が開催された。約400人が参加し、元マグロ漁船員や広島で被爆した市民らが体験を語った。

今回設置したプレートは記念碑が街にある意味を伝え継いでいこうと、実行委が寄贈を決めた。費用約10万円は市民集会の開催用に実行委に集まったカンパや協賛金の余りで賄った。

実行委員長の森田喜一さん(80)は「集会で市民の思いが大きく、強いことが分かった。プレートが、その思いをより育てていく一助になれば」と話した。吉田英男市長は「市にとって忘れてはいけない事件がある。後世や子どもたちに伝えるために、われわれも頑張っていきたい」と話していた。

【神奈川新聞】

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