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大船を銀幕色に染め 5月、まつりで仮装パレード 映画のまちの復権目指す

社会 | 神奈川新聞 | 2015年2月24日(火) 12:19

仮装パレードをPRする主催者ら。松竹作品「武士の一分」の登場人物に扮した男性(後列左から2人目)も
仮装パレードをPRする主催者ら。松竹作品「武士の一分」の登場人物に扮した男性(後列左から2人目)も

鎌倉市大船。その街にはかつて松竹撮影所があり、幾多の名作が生み出された-。その記憶を呼び戻し、再び「映画のまち」として盛り上げようと、5月10日の大船まつりに合わせて「映画仮装パレード」が初めて開催される。寅さんにハマちゃん、スーさん。キキ、チャプリン、ヘプバーン…。スクリーンを飛び出した登場人物たちが、大船を再び銀幕色に染める。主催者は“出演者”を募集している。

松竹大船撮影所は1936年、大船駅東口から徒歩10分ほどの場所に開設された。小津安二郎監督の「東京物語」や山田洋次監督の「男はつらいよ」「学校」シリーズなど1500本余りの名作を生み出し、邦画の黄金期を築いた。2000年、64年の歴史に幕を閉じ、その面影を思い起こさせるものは今、街に少ない。

「寂しいよ。何せあのころはすごい熱気だったから」。大船まつりの初代実行委員長で、1967年から商店街に店を構える江間秀男さん(81)は懐かしそうに目を細める。

自身も20代のころ、一スタッフとして撮影所に出入りした。昼時には関係者たちが周辺のそば店や定食店に詰めかけて繁盛した。「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎役の渥美清さんも、この通りを歩いていた。96年に亡くなった時は、長い長いファンの列が大船駅まで延びたのを覚えている。

在りし日の「映画のまち・大船」をいま一度-。仮装パレードを発案したのは、市民有志でつくる「チームサムライ」(大津定博会長)。創業120周年を迎えた松竹(本社・東京都中央区)の協賛も得た。

パレードは(1)松竹(2)邦画(3)洋画-の3部門。映画の登場人物に扮(ふん)し、同駅東口周辺約1・5キロを40分ほどかけて練り歩く。

今年12年目を迎える大船まつりは、1日で約7万人が訪れる市内最大規模のイベント。これまでも行われてきたパレードに仮装部隊が加わることで、まつりの新たな目玉として、ゆくゆくは全国からファンを呼び込みたい考えだ。

「地元の歴史を知ること、とりわけ、あの松竹大船撮影所があったことを回顧することは、この街にとって深い意義がある」。大津さんら主催者は、開催への思いを熱くしている。

参加には、ホームページ(http://team-samurai.net/)などからの事前申し込みが必要。締め切りは4月30日で、先着150人。問い合わせは、3月14日まではチームサムライ共同代表の山川龍也さん電話090(8518)8116。同15日以降は、大船まつり実行委事務局電話0467(45)1738。

【神奈川新聞】


「十五歳 学校4」(山田洋次監督)に使用された山小屋のセット。この映画が大船撮影所最後の作品となった =2000年6月
「十五歳 学校4」(山田洋次監督)に使用された山小屋のセット。この映画が大船撮影所最後の作品となった =2000年6月

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