横浜市都筑区にあるイスラム寺院「ジャーメ・マスジド横浜」(横浜モスク)では、運営役員の一人に「出て行け」という嫌がらせの電話があった。ジャーナリストの後藤健二さんが殺害された映像がインターネットで公開された1月30日の直後だったという。 横浜モスクのホームページには運営役員の電話番号が記載されており、それを見てかけてきた可能性があるという。同モスクの運営委員でパキスタン出身の林アルタフさんは「モスク全体への嫌がらせなのか、個人に対する嫌がらせなのかははっきりしない。最近は嫌がらせの電話はない」と話す。
林さんはテロ組織が「イスラム」を名乗っていることに憤りを感じてきた。「事件は本当に気の毒。残虐な行為に怒りを感じている」という。
【神奈川新聞】