川崎市川崎区の多摩川河川敷で20日早朝、10代とみられる男性が全裸で死んでいるのが見つかった事件で、県警は21日、司法解剖の結果、死因は首を刺されたり切られたりしたことによる出血性ショックと特定した。県警は殺人・死体遺棄事件と断定し、川崎署に捜査本部を設置した。
捜査本部によると、男性は身長156センチの中肉で、体格から中学生とみて身元を調べている。死亡推定日時は20日午前2時ごろ。首に鋭利な刃物で刺されたり切られたりしたような複数の傷があったほか、顔や腕にも複数の切られたような傷跡があった。
捜査本部によると、付近で男性が着ていたとみられる上着が見つかった。県警は21日朝から、周辺を再捜索する。
遺体は20日午前6時10分ごろ、川崎市川崎区港町の多摩川河川敷で見つかった。
【神奈川新聞】