横須賀市は13日、同市立うわまち病院で手術中に患者が死亡した医療事故で、指定管理者と連帯し、損害賠償として遺族に4370万円を支払う内容で和解したと発表した。
事故は、2013年10月15日に発生。市内在住の男性(59)に対し、内視鏡を使って左肺下葉の切除手術を行っている際、執刀医が誤って左肺動脈を損傷した。男性は出血多量となって多臓器不全を引き起こし、同月26日に亡くなった。
調停が不調となり、遺族は市と同病院を管理運営している公益社団法人「地域医療振興協会」を相手に、5048万円の損害賠償を求め提訴していた。
先月13日、市と同協会が連帯して4370万円を支払う内容で和解が成立。賠償金は全額、同協会が支払った。
【神奈川新聞】