待機児童対策で連携協定を結んでいる横浜市と川崎市は6日、川崎市幸区内にある特別養護老人ホームの中に認可保育所を共同で整備すると発表した。共同整備第1号となる保育所は、来年4月の開所を目指す。
両市は昨年10月、需要と供給のミスマッチを解消するため、市境を越えて両市民が利用できる保育所を整備するといった協定を締結。保育需要が高まる一方、適地が不足している横浜市鶴見区、港北区に隣接する幸区で保育所を共同整備する方針が示されていた。
保育所は、社会福祉法人「三篠(みささ)会」が運営する幸区南幸町の特別養護老人ホーム「南さいわい」の5階部分を増築して設ける。定員は90人で、両市の配分は今後調整する。
また、両市がそれぞれ独自認定している横浜保育室と川崎認定保育園の保育料補助は4月から、いずれの市民が利用した場合でも従来と同様の補助、助成が受けられるようにする。
【神奈川新聞】