横浜市磯子区のトトロ幼稚舎(島根正昭園長)で12日、園児19人が編んだ草履のファッションショーが開かれた。子どもたちは古着を生かしたオリジナル作品を履き、元気いっぱいに歩いた。
再利用の大切さを感じ取ると同時に、手先がより器用になるようにと、年長組を対象に20年以上続く恒例行事。鼻緒に花をあしらったり、イタリアの国旗をデザインしたりと、布とわらを編み込んで作った。材料となる古着の多くは子どもたち自身が着ていたものだが、父親が15年近く着たシャツや母親のマタニティ服を使ったものもあった。
母親のピンク色の古着を使った男児(6)=金沢区=は「この草履で海に行きたい」と話していた。