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貴重な文化財を火事から守れ 三渓園で消防訓練

社会 | 神奈川新聞 | 2015年1月27日(火) 03:00

三重塔への延焼を防ぐため、出火した雑木林に向けて放水する中消防署員=横浜市中区の三渓園
三重塔への延焼を防ぐため、出火した雑木林に向けて放水する中消防署員=横浜市中区の三渓園

文化財防火デーの26日、横浜市中区の三渓園で消防訓練が行われた。市中消防署、山手消防団、自衛消防隊などから約90人が参加し、歴史的遺産を守るための連携体制を確認した。

訓練は、国重要文化財に指定されている「旧燈明寺三重塔」付近の茶屋裏の雑木林から出火したと想定。同署や同消防団の到着を前に、自衛消防隊が屋外消火栓を使って初期消火に努めた。塔への延焼を防ぐため、同署員が塔の手前から雑木林に向けて一斉に放水した。

小野和夫署長は「火事になると一瞬にして文化と歴史が消えてしまう。早く通報して早く消火することが重要」と話している。

文化財防火デーは、1949年1月26日に法隆寺金堂(奈良県)の壁画が焼損したことに基づき、55年の同日に定められた。

【神奈川新聞】

 
 

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