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適正捜査へ可視化を 取り調べ録音・録画 周防監督らシンポ

社会 | 神奈川新聞 | 2015年1月27日(火) 03:00

取り調べの可視化の実現を求めて行われたシンポジウム=24日、横浜市中区の市開港記念会館
取り調べの可視化の実現を求めて行われたシンポジウム=24日、横浜市中区の市開港記念会館

捜査機関による取り調べの録音・録画(可視化)をテーマにしたシンポジウムが24日、横浜市中区の市開港記念会館で開かれた。痴漢冤罪(えんざい)事件を扱った映画「それでもボクはやってない」などで知られる周防正行監督らが登壇。可視化に向けた法制化の実現を前に、課題を語り合った。

周防監督は、保釈が認められない「人質司法」と呼ばれる現状や、証拠のすべてが開示されるわけではないなど、冤罪を生み出しかねない刑事司法の問題点について、「それでも-」を製作する際の取材で初めて知ったと説明。「捜査そのもののあり方を変えるために、可視化が必要」と強調した。

また、自身も特別部会の委員を務めた法制審議会が昨年9月、一部事件について取り調べの可視化を義務付けるよう法相に答申したことにも言及。26日開会の通常国会に関連法案が提出される見通しなのを踏まえ、「容疑者や被告人が不利になることがないよう法案にも注目してほしい」と訴えた。

このほか、元日弁連刑事弁護センター事務局長の岡田尚弁護士(横浜弁護士会)は現状の取り調べを「(捜査機関と容疑者の間の)一方的な力関係の下で真相解明を図るのはおかしい」と批判。「適正な捜査のために行うのが取り調べの可視化だ」と述べた。

神奈川新聞社の鈴木達也報道部長は「すべての事件を録音・録画の対象とし、健全な司法に向かってほしい」と話した。

シンポジウムは横浜弁護士会主催の「人権シンポinかながわ」の一環で開かれた。

【神奈川新聞】

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