相鉄線のホームで電車のドアが閉まるのを妨害したとして、横浜区検は23日、威力業務妨害罪で、横浜市保土ケ谷区、警備員の男性(61)を略式起訴した。横浜簡裁は同日、罰金20万円の略式命令を出した。
起訴状などによると、男性は昨年12月、横浜市旭区の相鉄線二俣川駅のホームで、停車中の快速電車の出入り口ドア付近とホームの間にまたがり、発車予定時刻を約5分超過させて電車の運行を妨害した、とされる。
県警によると、男性は優先席付近でのスマートフォン使用をめぐってほかの乗客に注意をしたが、乗客が応じなかったため妨害行為に及んだ。相模鉄道によると、男性はこれ以前にも優先席の使用方法をめぐって計39回電車を遅らせるなどしていた。
【神奈川新聞】