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川崎大空襲をミュージカルに 平和の尊さ描き3月上演

社会 | 神奈川新聞 | 2015年1月20日(火) 03:00

本番に向けて練習に熱が入る子どもたち=中原市民館
本番に向けて練習に熱が入る子どもたち=中原市民館

戦後70年の節目の年、川崎大空襲を題材にした市民による創作劇「なかはらミュージカル 桃の里のものがたり~すみ子からの贈り物~」が3月8日、川崎市中原区新丸子東の中原市民館で上演される。地元であった悲惨な現実を次世代に語り継ごうと、子どもたちにも分かりやすい視点で、地域の歴史や平和の尊さ、家族の絆を描く。出演する区民ら約100人は、本番を前に練習に熱が入っている。

「想像しなければお客さんに伝わらないよ。何のために、どこで、何を、どう言うの?」

演出家で脚本も担当する和泉さなさんの声が部屋中に響く。市民館に集まった20人ほどの出演者やスタッフは、終盤の大空襲のシーンを繰り返していた。部屋中を縦横無尽に動き回り、練習は約2時間ノンストップで続いた。

なかはらミュージカルは、地域の魅力発信や多世代交流を目的に2013年にスタート。3回目の今回は、昨年7月に公募で集まった小学1年~60代の区民ら約100人が出演する。本番まで1カ月余り。今は週4回の猛特訓を重ねている。

1、2回目も脚本を書いた和泉さんが次の題材を探していたとき、戦前にモモの栽培が盛んだったことや川崎大空襲を知った。「中原区には市の平和館もあるのに、子どもたちは地元の戦争について教わっていない」と感じ、ミュージカルを通して伝えようと考えた。

「桃の里のものがたり」は、昭和20年代に中原でモモ農家を営む家族と暮らす少女すみ子の物語。和泉さんは、大空襲の記録を残そうと活動する市民グループなどと協力して地元の歴史を調べ、脚本を練り上げた。「稽古を通してキャストの子どもたちも当時のことを疑似体験している。今がどれだけ豊かで平和な時代か、感じてもらえると思う」と来場を呼び掛けている。

午後1時と同6時の2回公演(ダブルキャスト)。チケットは大人千円、小学生以下500円で、1月24~26日に同市民館で午前9時から販売。問い合わせは同市民館電話044(433)7773。

【神奈川新聞】

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