窃盗や傷害などの非行内容がある、知的障害や発達障害などの少年が収容されている神奈川医療少年院(相模原市中央区)で13日、成人式が行われた。4月1日までに20歳になる9人が新成人としての決意を新たにした。
式には院生や保護者ら約100人が出席。田中徹院長が「大人になるということは経済的、社会的、精神的に自立するということ。簡単なことではないが、失敗を教訓として積み重ねれば、何があっても負けない自信につながる。その上で、自立した大人になれる」と式辞を述べた。
続いて新成人の院生が、1人ずつ登壇。「こんな所で成人式を迎えて申し訳なかった」「免許を取ってトラックの運転手になりたい」など家族への謝罪の言葉や、新成人としての抱負を語った。
同少年院には、14~20歳の少年約80人が収容されている。
【神奈川新聞】