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明治の遺産無残 旧三井物産横浜支店倉庫の解体が本格化

社会 | 神奈川新聞 | 2015年1月14日(水) 03:00

内部の赤れんがが露出した旧三井物産横浜支店倉庫=13日午前、横浜市中区
内部の赤れんがが露出した旧三井物産横浜支店倉庫=13日午前、横浜市中区

明治末期に建てられた旧三井物産横浜支店倉庫(旧日東倉庫、横浜市中区)の解体が今月に入り、本格化している。既に内装は取り払われ、外壁のれんがも重機で崩されつつある。

倉庫は横浜ゆかりの建築家、遠藤於菟(おと)(1866~1943年)が設計。れんが、木、鉄筋コンクリートを巧みに組み合わせた構造が希少だった。2013年に所有者が三井物産の関連会社から東京都港区の不動産業ケン・コーポレーションに移り、解体し駐車場にする案を表明していた。

解体は昨年11月に着工し2月半ばに終了予定。外観は半分近くまで取り壊され、れんがの外壁や、鉄筋コンクリートの屋根の断面が露出している。白い化粧れんがや「覆輪目地」と呼ばれる、かまぼこ状の丸みを帯びた目地など、明治の職人の仕事も失われる。

倉庫は生糸貿易の拠点として横浜の経済を支えた歴史がある。昨年、世界遺産に登録された群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」との関連性も深く「世界遺産級」との評価もあった。

保存を求めていた専門家団体、横浜歴史資産調査会の米山淳一事務局長は「1世紀にわたり親しまれた建物を簡単に壊すとは、歴史や文化に対する敬意が感じられない」と話した。

【神奈川新聞】

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