第67回児童生徒造形作品展が横須賀市鴨居の横須賀美術館で開かれ、独創的な作品が来場者の目を楽しませている。
横須賀市立の幼稚園や小中高校、特別支援学校など計74校の児童・生徒が授業で作り上げた作品など約3千点を集めた。
段ボールを横長に切って描いたイモムシや紙粘土で作り上げた空想の「ふかい海の中のおもしろい魚」といった造形作品のほか、絵画や版画などテーマに合わせた作品群が並ぶ。
市内では、教員有志でつくる「造形教育研究会」が小中学校の垣根を越えて題材の研究を続けており、子どもたちの独創性を引き出すための工夫が作品の多彩さに反映されている。
市教育委員会の担当者は「豊かな情操を育むことが大事。幼稚園から高校までの作品が並んでいるので、子どもたちの発達の経過も見てほしい」と来場を呼び掛けている。
同展は市教委、同美術館などが主催。26日まで。同展のみ観覧無料。
【神奈川新聞】