マイノリティーへの差別・偏見、ヘイトクライム(憎悪犯罪)などを題材にしたドキュメンタリー映画8本を上映する「アムネスティ・フィルム・フェスティバル」が24、25日、東京都港区のヤクルトホールで開かれる。監督、トランスジェンダー当事者によるトークイベントも開催する。アムネスティは「映画を通して、今、世界で何が起きているかを知ってほしい」としている。
作品は、中国やイランで人権侵害を告発し続けている女性たちを描いた「禁じられた声」(バーバラ・ミラー監督)、ウガンダの同性愛問題を描いた「Call me Kuchu」(キャサリン・フェアファックス・ライト監督)、英国の平和活動家を通して表現の自由、デモ活動の権利を伝える「ブライアンと仲間たち」(早川由美子監督)、授業料無償化排除や補助金停止などの問題に揺れながら猛練習を続ける大阪朝鮮高級学校ラグビー部を追った「60万回のトライ」(朴思柔、朴敦史監督)など。
トークイベントは、24日がトランスジェンダー当事者で「いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」共同代表の遠藤まめたさん。25日が早川監督。
作品とスケジュールの詳細はアムネスティのホームページ(http://www.amnesty.or.jp/)。
前売り券は、2日券が3700円(学生3200円)、1日券が2500円(同2千円)。問い合わせは、アムネスティ東京事務所電話03(3518)6777。
【神奈川新聞】