街歩きの際に使ってほしいと、大和市に住む上田康史さん(66)が市内のトイレ地図を作り、ホームページ(HP)で公開している。商業施設や公園、駅などにある一般開放された約80カ所の場所や設備などを歩いて調べた。
2011年、上田さんが鎌倉市内で寺社めぐり中にトイレ探しに困ったのが、トイレ地図を作るきっかけだった。市民グループ「iMAGE23」を結成。女子トイレは主婦らに協力を仰いで約50カ所を調べ、12年1月にHPで公開した。
鎌倉市版が好評だったこともあり、14年は自宅のある大和市版も作ることに。同年8月から10月まで、仲間と手分けして歩き、11月中旬にHPに掲載した。地図上にトイレの位置を赤いピンで表示。それぞれをクリックすると、個室の数や和・洋式の区分のほか、多目的トイレ、温水洗浄便座、ベビーチェアの有無などが分かる。
上田さんは既に江の島を含む藤沢市内のトイレ調査も終えたという。「今年は大和と鎌倉の地図の情報を更新するだけでなく、新しい場所も加えていきたい。藤沢市版も年内に公開したい」と話している。
上田さんのHPのアドレスは http://image23-japan.net/map_yamato.html
【神奈川新聞】