横浜市の岡田優子教育長は16日、2015年度から一部の市立中学校でがん教育のモデル授業を実施する考えを示した。同日開かれた市会特別委員会で斎藤真二氏(公明党)の質問に答えた。
斎藤氏は「子どものころからがんについて正しく理解し、適切な態度や行動ができるようになることは重要」と指摘。市立学校でのがん教育の状況をただした。
岡田教育長は、文部科学省のモデル事業として県と共同で専門医によるがん教育の授業を市内の私立中学校で実施し、研究するなどしている本年度の取り組み内容を説明。
その上で「来年度は、市立学校においてもがんという病気そのものや、がん患者に対する理解を深める授業に取り組んでいきたい」と述べた。
【神奈川新聞】