
衆院選の公示(2日)を前に、子どもたちが校長を選ぶ模擬投票が1日、相模原市中央区淵野辺の市立淵野辺小学校で開かれた。6年生の2クラス約60人が本物の投票箱に1票を投じるなど真剣に取り組んだ。
改正国民投票法が6月に成立し、国民投票ができる年齢が4年後に「18歳以上」に引き下げられる。選挙権も18歳にとの動きがある中で、市選管事務局が「政治や選挙を身近に感じてもらおう」と、モデルケースとして、初めて出前授業を企画した。
子どもたちは6人ほどのグループに分かれ、グループから校長選挙に立候補する人を選出。公約をまとめ、各候補者はみんなの前で「廊下は走らないようにする」「虫が入らないよう全クラスに網戸を付ける」などと発表した。
演説を聴いた子どもたちが、託したい候補の名前を実際に投票用紙に書いて投票した。仲間から多くの票を集めた候補者の1人の男児(11)は「緊張した。大人になったら自分もいい人を選んで投票したい」と話していた。
【神奈川新聞】