横須賀市が、いずれも市道の「佐島の丘通り線」と「坂本芦名線」の一部区間が来年2月中旬に開通すると発表した。すでに供用している佐島の丘通り線の約270メートル(佐島の丘1丁目-佐島2丁目)に加えて、国道134号大楠山入口交差点から佐島の丘1丁目までの約830メートルを新たに走行できる。従来、佐島地区から市の中心部への所要時間は約30分だったが、開通により約5分短縮される。
新たな開通区間のうち同交差点から約220メートルが坂本芦名線。佐島の丘通り線は約610メートルで、うち約270メートルがトンネルとなる。片側1車線で幅員約9メートル。交差点付近には右折レーンが設けられる。開通区間の両側にはそれぞれ歩道も整備される。
佐島地区には2013年10月時点で、京浜急行電鉄が宅地開発した「湘南佐島なぎさの丘」の団地などに825世帯約2千人が暮らしており、市道路建設課では開通後、1日約千~2千台の利用を見込んでいる。
市では2001年度から用地買収を始め、同交差点の拡幅工事を含めた総事業費は約28億1千万円。約11億8千万円が国費で、残りを市が負担した。
【神奈川新聞】