第6回かながわ「新聞感想文コンクール」の表彰式が16日、横浜市中区の横浜メディア・ビジネスセンターで行われた。子どもの貧困や平和の尊さといった記事を読み、体験などを交えて思いをつづった作品が評価された48人が表彰された。児童・生徒に新聞に親しんでもらおうと毎年開催されており、神奈川新聞社主催、京浜・県下神奈川会、神奈川新聞販売協同組合共催。
受賞者を代表し、小学4年生、中学3年生の部でそれぞれ最優秀賞に輝いた秦野市立南が丘小学校の石井李咲さんと、川崎市立高津中学校の浅野愛子さんがあいさつ。石井さんは「これからも感じたことを文章にしていきたい」、浅野さんは「記事から記者のメッセージが伝わってくるので、新聞を毎日読むのが楽しみ」などと述べた。
審査員を務めた県作文の会の田中定幸会長は「今年の作品はバラエティーに富んでいた。記事を読んだことで、人に会いに行ったり、旅に出たりと行動を起こした生徒がたくさんいた。皆さんの感性や行動力で人とのつながりも深まっていくと思う」と講評した。
コンクールは「記事の感想」と「自分が記者だったら」が課題。今年は応募総数5374点、参加校231校で、小学4年~中学3年の6部門で48人が入賞、15校に学校賞が贈られた。
【神奈川新聞】