県警から職務質問を受けた警視庁の警部補の男(44)=東京都葛飾区=が公務執行妨害容疑で逮捕された事件で、県警少年捜査課と茅ケ崎署は14日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで、男を再逮捕した。
再逮捕容疑は、2013年11月23日午後、大田区内のホテルで、区立中学2年の女子生徒(14)に現金3万円を渡してみだらな行為をした、としている。県警の調べに対し、男は「間違いない」と容疑を認めている。
県警は今年2~3月、援助交際デリバリー業者を摘発。客を調べたところ、男が連絡を取り合うのに使っていたとみられるインターネット上のハンドルネームが浮上。県警は今月3日、パソコンの通信記録が頻繁に確認された千葉県市川市内の漫画喫茶を警戒していた県警捜査員を突き飛ばしたとして、男を現行犯逮捕した。県警によると、男は大森署刑事組織犯罪対策課所属という。
援デリを運営していた男(42)は3月、児童福祉法と売春防止法違反の罪で起訴され、8月に横浜地裁から懲役2年4月の判決を受け、確定している。
【神奈川新聞】