14日午前9時10分ごろ、川崎市幸区柳町の国道1号交差点で、鶴見駅発川崎駅西口行き川崎鶴見臨港バスと、男性会社員(72)=東京都清瀬市=のトラックが衝突した。会社員が両足を骨折したほか、バスの男性運転手(31)=横浜市港北区=と20~70代の乗客の男女7人全員が軽傷を負うなど、計9人がけがをした。
幸署が事故原因を調べている。現場はJR南武線尻手駅そばで、片側3車線の国道と、同2車線の県道が交わる信号機のある五差路交差点。同署によると、国道を右折しようとしたバスと、対向車線を直進していたトラックが衝突した。
会社員は運転席に挟まれる形で約40分間、車内に閉じ込められた。事故の影響で、交差点手前の国道下り線は約2時間、通行止めになるなど交通規制された。
近くで理容店を営む男性は「『ドーン』という、聞いたことのないくらい大きな音だった」と衝突の様子を話していた。
【神奈川新聞】