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中井町長選:9日に投開票、懸念される投票率

社会 | 神奈川新聞 | 2014年11月8日(土) 03:01

任期満了に伴う中井町長選が9日、投開票される。立候補しているのは、ともに元町議で無所属新人の曽我功氏(62)と杉山祐一氏(60)=届け出順。

曽我氏は人口減、雇用対策、防災対策、里山再生などのため企業を誘致し、人を呼ぶ地産地消型バイオマス事業などを掲げる。

杉山氏は町民会議の創設、確実な財源確保、保育料や学校給食の無償化、介護予防の充実、防災減災対策などを公約としている。

3期12年続いた尾上信一町政後のかじ取りについて、曽我氏は「停滞を脱却し、戦略的な町政を実現したい」、杉山氏は「良いところは継承し発展させ町民参加の行政を」と訴えている。

3日現在の有権者数は、7976人(男3979人、女3997人)。

◇“空白地区”取り込みカギ

中井町長選は、近年では選挙のたびに投票率の低落が続いている。今回は争点が分かりにくい上に、これまで繰り広げられてきた中村地区対井ノ口地区という“地区対抗戦”もなく、さらなる低迷が懸念されている。

中井町は、明治期に中村村と井ノ口村が合併し中井村となり、戦後そのまま町制移行した経緯があり、町長選のたびに旧村単位で“地区対抗戦”を繰り返してきた土地柄だ。

過去4回の町長選を振り返ると、1998年は現職の岩本勇氏(井ノ口地区)に新人相原信二氏(中村地区)が挑み、岩本氏が再選。投票率は81・66%だった

2002年は、ともに新人の武井達重氏(中村地区)と尾上信一氏(井ノ口地区)が競い、尾上氏が初当選したが、投票率は68・63%で13ポイントも急落。06年は無投票で尾上氏が再選された。

前回10年は、現職の尾上氏に、ともに新人の曽我功氏(中村地区)、小嶋吉治氏(同)が挑んだが、尾上氏が3選を果たした。投票率は微減の67・37%だった。

結果的には井ノ口地区の4戦全勝で、町長の座を握ってきた。

これに対して、今回立候補している曽我、杉山両氏はともに中村地区出身。このため、今回は「空白地区である井ノ口地区を制したものが、町長選を制する」とみて、両陣営は同地区を含む27自治会をグループ分けしてミニ集会を重ねた。

しかし、東名高速道路秦野中井インターチェンジ(IC)に近接する同地区北部などでは都市化が進み、地縁・血縁などに働き掛ける従来型の選挙活動は手応えが感じられず、両陣営の選対幹部は「砂に水をまくよう」「ふたを開けなければ分からない」などとこぼしている。

こうしたことから、今回の投票率を「前回を下回り、60~65%の間ぐらいか」とみる関係者もいる。

人口減がじわりと進む町政のかじ取りを誰に任せるのか。投票率の動向にも注目が集まる。

【神奈川新聞】

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