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相模川女性遺体:「元彼のところに行く」から連絡とれず

社会 | 神奈川新聞 | 2014年11月8日(土) 03:00

平塚市馬入の相模川で女性(26)=厚木市飯山=の遺体が見つかった事件で、女性が10月27日未明、滞在していた横浜市瀬谷区の母親宅を出る際、「元彼のところに行く」と言って外出していたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。以後、女性と連絡が取れなくなっていたため、平塚署捜査本部は事件との関連を調べる。

また、女性の遺体を包んだ布の中にブロック状の石の塊2個が入っていたことも判明。捜査本部は遺体の発見を遅らせるため、重りを入れて川に沈めようとしたとみている。遺体には右側頭部の脳挫滅のほかに体にも多数のあざや打撲痕があったほか、遺体発見時、女性は財布や携帯電話を持っていなかった。

捜査本部によると、司法解剖の結果、死因は頭蓋骨骨折を伴う脳挫滅で、死亡推定時期は10月下旬ごろ。遺体は今月5日朝、掛け布団やこたつの敷布団のような2枚の布などに巻かれ、ロープで縦横に縛られた状態で見つかった。

女性と連絡が取れなくなり、10月31日に母親が瀬谷署に行方不明届を出した。捜査本部は交友関係を中心に、トラブルの有無などを調べている。

殺害された女性の友人の男性は、神奈川新聞社の取材に「今は心の整理が全くつかない」と心境を明かした。母親宅を出て失踪した10月27日ごろにカラオケで遊んだのが最後だったといい、「こんなことになるとは思わなかった」とうなだれた。

男性によると、女性は最近、「男にしつこく付きまとわれている」といった悩みを周囲に打ち明けていた。交流サイト「フェイスブック」には「死にたい」と投稿していた。

女性の母親が瀬谷署に行方不明を届け出た同31日から、友人に協力を呼び掛け、心当たりの行き先を探したという男性は、「犯人が早く捕まって、成仏させてあげたい」と話した。

【神奈川新聞】

 
 

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