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横浜・緑区の崖崩れ現場 11月中に応急工事へ

社会 | 神奈川新聞 | 2014年10月30日(木) 00:00

台風18号の影響で、業者による違法の盛り土を含む土砂が崩れ、男性1人が死亡した横浜市緑区白山の崖地について、同市は二次災害防止に向けて、土のうや排水パイプを設置する応急対策工事を11月中に実施する方針を決めた。

市は緊急性が高いと判断し、工事を決めた。11月上旬には盛り土の状況や地質などを把握するため、測量やボーリングなどによる地盤調査を実施するという。

工事は11月中旬から本格的に始める方針。崖の下部に大型の土のうを約3メートル積み上げてさらなる土砂の流出を防ぐ。現在、住宅周辺まで流出している土砂を崖と土のうとの間に運ぶことで、崖下部の水路を使えるようにし、雨水が流れ込む排水管を新たに設置する。

一方で、恒久対策工事については、是正措置命令を受けた業者が履行期限(11月30日)までに是正しなかった場合、市が代わりに工事を行い費用を請求する行政代執行を検討する。

崖地周辺の18世帯40人を対象にした避難勧告は現在も継続しており、同市建築局は「応急対策が完了しても避難勧告の解除は難しい。業者の是正状況にもよるが、恒久対策工事に入り安全性を確保できたと判断した段階で、緑区と解除に向けて協議することになるだろう」と話している。

【神奈川新聞】

 
 

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