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イージス2隻 横須賀へ 17年夏までに追加配備/在日米海軍

社会 | 神奈川新聞 | 2014年10月18日(土) 03:00

在日米海軍は17日、弾道ミサイル防衛(BMD)能力を持つイージス駆逐艦2隻を、2017年夏までに順次、横須賀基地(横須賀市)へ追加配備すると発表した。横須賀への艦船の追加配備は1992年以来で、前方展開部隊は空母や旗艦を含め13隻態勢となる。

追加配備は、4月の日米防衛閣僚会談でヘーゲル国防長官が小野寺五典前防衛相に表明していたが、具体的な時期や配備場所は明らかになっていなかった。アジア太平洋地域でのBMD能力の拠点として横須賀が今後、重要性を増すことになりそうだ。

米軍当局や横須賀市に対する政府の説明によると、追加配備される艦船はベンフォールドとミリアス(いずれも8950トン)で、乗員は計約600人。米西海岸サンディエゴから、それぞれ15年8月、17年7月に母港を移す。

さらに、16年2月には駆逐艦ベリーが、現在横須賀に配備されているラッセンと交代する。新たに配備される3隻はいずれも同型艦で、1990年代の就役。防空やミサイル防衛の新型システムを備えた改修を受けて配備される。

米国はアジア太平洋重視戦略に基づき、同地域に高能力の装備を優先的に配備する方針をとってきた。4月の同会談では、北朝鮮の核開発や弾道ミサイル発射などに対して「地域の安全保障環境がより厳しさを増している」との認識を示し、対処の必要性を強調していた。軍事的拡張を進める中国の動向も背景にあるとみられる。

米軍は年内にも、経ケ岬通信所(京都府京丹後市)で弾道ミサイルを探知するXバンドレーダーの運用を始め、海上自衛隊の艦船とも連携を強める方針。米軍は「BMDを含む多岐にわたる作戦実行能力をもたらす」としている。

【神奈川新聞】

 
 

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