秦野市の「夕暮記念こども短歌大会」の入賞者50人が決まった。最優秀の市長賞には、市立鶴巻小学校4年の荒井京介君と市立南中学校3年の小出和さんが選ばれた。
明治から昭和にかけて活躍した市内出身の歌人前田夕暮(1883~1951年)を顕彰しようと始まり、今年で30回目。市内の小中学生から2567首の応募があり、歌人の村岡嘉子さんが審査した。
荒井君は「夏空の大きな空に花が咲く種から咲いた空の花たば」と詠み、「語り掛けるように親しみ深く歌っている」と評された。
「七分間思いを全部音にのせ一音入魂金賞めざす」と歌った小出さんは「音楽と短歌が一つになって生み出された」と高く評価された。