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古民家の火守り続け 日本民家園「炉端の会」が20年 園内ガイドや植栽整備担う

社会 | 神奈川新聞 | 2014年9月25日(木) 03:00

いろりで火をたく炉端の会のメンバー=川崎市立日本民家園
いろりで火をたく炉端の会のメンバー=川崎市立日本民家園

いろりで火をたき、川崎市立日本民家園(多摩区枡形)の古民家を湿気や虫害から守る活動を続けるボランティアグループ「炉端の会」が、設立から20年を迎えた。長年の功績が評価され、ことし市文化賞を受賞。貴重な文化財である古民家の魅力を日々伝えている。

ぱちぱちとまきが燃え、煙が天井まで立ち上る。ゆったりと静かな時間が炉端に流れる。

民家園には、主に江戸時代に全国各地で建てられた25棟の古民家が移築されている。休園日などを除いてほぼ毎日、3~4棟に交代で火をたくのは同会のメンバー約250人だ。

「わたしたちの方が古民家に癒やされてるんです」と同会の野田滋郎会長(73)。煙やすすで家を乾燥させ、虫を防いで古民家を長持ちさせるための活動だが、いろりの火をじっと見つめているのが好きというメンバーも多いという。

園内のガイドや古民家の障子張り、各家の植栽の整備などの活動も行っており、民家園の運営に欠かせない存在。会員は40~80代と幅広く、川崎だけでなく藤沢や厚木、都内からも集まる。

横浜市磯子区から通う女性(55)は「長い年月をかけ、いろいろな人に住み継がれてきた重みがある」と古民家にほれ込む。来園者には、気候や風土によって異なる家の造りを説明するように心がけているという。地元の文化財を守る地道な歩みに市文化賞が贈られ、野田会長らは「これまでの活動が認められた」と喜ぶ。

28日には20周年を記念し、いろりのあるすべての古民家で火がたかれる(午前10時~午後2時半)。野田会長は「いろりに火が入ると不思議と生活感が出る。数百年前の人々の暮らしに思いをはせてほしい」と来場を呼び掛けている。問い合わせは同園電話044(922)2181。

【神奈川新聞】

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